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鶏のとさかは何のためにあるの?あご下のものの名前や意味は?

執筆者:牟田 元気(むた もとき)
    様々なことを調べて経験することが好きで
    ライター6年目になります。

先日鶏を見ていて、ふと疑問に思ったことがあります。
鶏の特徴でもある「とさか」。

あれって、何のためにあるのかな?
それに、あごの下の赤いものは何なのか?

素朴な疑問ですが、気になったので徹底的に調べてみました。

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とさかは何のためにあるの?その意味は?

鶏のとさかは赤いですよね?とさかは肉瘤といって
その表層に無数の毛細血管が集まって血液の色が透けて
赤く見えるのだそうです。

では、なぜ赤い色を出す必要があるのかというと、
動物学者によれば、鳥類は色を識別することができ、
赤色と黄色に敏感になるんだとか。

つまり、他の雄鶏を威嚇する役割があるとともに、
雌鶏を惹きつける役割があるそうです。

雄の強さの象徴と言えるでしょう。

鶏のとさか

繁殖期になるととさかが大きくなる

雄の精巣で作られるテストステロンというホルモンが、
とさかを大きくするようで、繁殖期になると
とさかの面積が大きくなるんだそうです。

なお、鶏が発達する前に去勢をすると
とさかは成長せず、雌のような雄になるそうです。

体温調節の役割も果たしている?

調べていると、とさかには血管が集中しているため、
この部分で体温調節をする役割も果たしているという説もあります。

鶏が興奮したり夏場の暑い時期はとさかがすごく熱くなるそうで、
とさかより熱を放出して体温を下げるためのラジエーターとしても
機能しているのではないかと言われています。

鳥類には人間のように汗腺がないので、
違う部分で体温を調節する必要があるため、
機能としては、大切な役割をもっていそうです。

とさかのオスとメスの違いは?

上記の説明で行くと、とさかはメスへのアピール、
他の雄への威嚇が有力ですので、
雌自身のとさかには、異性へのアピールという部分において
あまり意味がなくなります。

雌のとさかを見てみると、雄と比べてかなり小さいことが分かりますね。

雌にもとさかはついていますが、
その機能としては、雌雄の識別のためともいわれていますし、
体温調節の面で見ると、小さいながらに役割を果たしているともいえそうです。

なお、雄の場合でも去勢していたり、まだ成長の途中だった場合は、
とさかがメスのように小さいため、そういった場合は識別は難しいかもしれません。

とさかがあるのは鶏だけではない?

鶏のとさかは大きいため、鶏にしかとさかがないように
思いがちですが、実はとさかは他の鳥類にも
種類によってはあるようです。

例えば、丹頂鶴
頭が赤いですが、これは毛が赤いのではなく、
皮膚が露出しており、鶏と同じように血管がたくさん集まっており、
とさかと同じ役割を果たしています。

ですので、繁殖期になると、その部分の面積が大きくなり
雌にアピールしたり、他の雄を威嚇するんだそうです。

他に鶏冠(とさか)がある鳥は「ヒクイドリ」「キジ」などがいます。
また、「ライチョウ」は鶏冠ではなく「肉冠(ニクカン)」と呼ばれる
鶏冠のようなものがあり、興奮すると大きくなり鶏冠と同じような役割を果たしています。

あごの下の赤い部分は何?

さて、鶏には鶏冠だけではなく、
あごの下の部分にも赤いヒゲ?のようなものがついてますよね。
これも何なのか気になったので、調べてみたところ
「ニクゼン」「肉髭」「肉垂(ニクダレ、ニクスイ)」と呼ばれるもので、

雌よりも雄の方がこの部分は大きいです。

ついている意味としては、鶏冠と同じで、

  • 雌へのアピール、雄への威嚇
  • 体温調節
  • 雌雄の識別のためのディスプレイ


などと言われておりますが、
雌へのアピール・雄への威嚇が大きな意味を占めているものと思われます。

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とさかは実は食べれる!?

とさかの意味について紹介してきましたが、
お次は、とさかが食べれるということについて紹介していきます。

あまり、食卓や焼き鳥屋で見ることはありませんが、
とさかって美味しいらしいです。

とさかの串焼きの画像がありましたので、そのサイトを紹介しておきます。
とさかの串焼きを見てみる

歯触りはキュッキュッとしており、噛むと
軟骨のようなコリコリ感が味わえます。

とさかにはコラーゲンやヒアルロン酸、たんぱく質が豊富に入っているため、
美容食材として、女性に人気があるそうです。
また、鶏冠抽出物として天然のヒアルロン酸を使用した
化粧品なども人気が出ているそうです。

楽天に鶏冠が販売されていましたので、紹介しておきますね。

楽天で鶏冠一覧を見てみる

調理の仕方としては、いったん湯でこぼしてから、焼いて塩コショウをして食べるのも良いですし、
醤油みりんなどで、タレを作って、タレをつけて焼く、あるいは煮込んでも良いでしょう。

また、湯でこぼしてから、千切りにして酢の物にするか、ポン酢で合えてもよさそうです。

フランスでは、煮込み料理が一般的なんだとか。
興味ある方は試されてみてはいかがでしょうか。

まとめ

鶏のとさかに疑問を持ちいろいろと調べてみましたが、
体温調節を行うという役割もあるようですが、
意味合いとしては、雄の威厳、雌へのアピールという部分が
強いようですね。

また、くちばしの下の赤いもの「ニクゼン」も
鶏冠同様の機能があるようです。

意外だったのが、鶏冠は美容成分が豊富に含まれており、
見た目はあれですが、食べると美味しいということです。
市販のものはあまり見かけませんが、
通販だと簡単に手に入るようなので、試しに買ってみるのも
良いかもしれませんね。

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