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りんごの食べ過ぎは何か影響が出る?食べ過ぎの量はどれくらい?

執筆者:牟田 元気(むた もとき)
    様々なことを調べて経験することが好きで
    ライター6年目になります。

りんごは、美肌効果、美白効果だけでなく、医者いらずといわれるくらいの果物で、ビタミンCだけでなく、食物繊維やポリフェノールなどたくさんの栄養素が含まれています。

栄養素が豊富で食べやすく、しかも健康だけでなく美容にも効果があるうえに値段が手ごろというのがりんごの人気の秘密なのでしょう。
ただ、食べ過ぎると体に悪影響を与えることもあるようです。

りんごの食べすぎは体にどんな影響を与えるのでしょうか?ご一緒に学んでいきましょう。

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食べ過ぎによる影響は?

美容にも健康にもさらにはダイエットの効果も期待できるりんごですが、やはり食べすぎはいろいろな問題を引き起こす可能性があります。
りんごを食べすぎるとどんな影響があるのか、ご一緒に見ていきましょう。

りんご

腹痛・下痢をする?

りんごを食べすぎると腹痛を起こしたり、下痢をすることがあります。りんごには食物繊維が豊富に含まれていますから、
たくさん食べると腹痛や下痢を起こす可能性が高くなるといえるでしょう。

  • りんご:1.6g
  • 板こんにゃく:1.7g

この数値は100gあたりの食物繊維量です。食物繊維が多く、ダイエットで注目されているこんにゃくとほぼ同じ量の食物繊維がりんごには含まれています。

食物繊維は、適量を摂取すると胃腸に良い働きをしてくれます。りんごに含まれる水溶性の食物繊維は有害物質を体外に排出するという効果を持っています。ただ、摂りすぎた場合は腹痛を起こしたり、下痢を引き起こしたりすることがあると言われています。

胃痛を起こす?

りんごはもともと胃に優しい、消化のよい果物です。ですから、食べ過ぎた時にりんごを食べると消化の働きをよくして、胃もたれや胃痛を解消してくれるといわれています。

ただ、胃に優しいりんごでも胃痛を引き起こすことがあるようです。その理由は、人によっては胃酸の分泌を促進してしまうことがあるからでしょう。
特に胃酸の出すぎでおこっている胃痛の場合は、りんごを食べると胃痛を抑えるのではなく、体質によっては胃痛をさらにひどくする可能性もあるようです。

食べる量によって胃痛が起きないこともあるという人もいますので、りんごを食べて胃痛の経験がある方は、食べる量に注意する必要があるでしょう。

また、りんごのアレルギーという可能性もあります。特にリンゴジュースを飲むと胃痛になるという人は多いようです。

太る?

りんごは太るのでしょうか?結論から言いますと、りんごを食べても太ることはないでしょう。

  • りんごのカロリー:50kcal前後(中りんご1/3)
    りんごの糖質:10~13g前後
  • 白米のカロリー:170kal前後(女性用お茶碗軽く1杯)
    白米の糖質:37g前後

りんごと白米のカロリーと糖質を比較してみました。ご覧のように白米に比べカロリーも糖質もかなり低い数値になっています。この数値から考えると、りんごを食べても太る原因になるとはいえないでしょう。

ただ、ひとつ注意したいことがあります。それは、りんごは腹持ちが悪いということです。
ですから、お腹が空きやすく、つい何かつまんでしまうということがあるようです。これがりんごを食べると太るといわれている理由のひとつではないでしょうか。

りんごだけだと太る可能性はとても低いといえるでしょう。

糖尿病になる?

りんごを食べても糖尿病になることはないでしょう。糖尿病専門病院でも糖尿病患者用のメニューにりんごが入っています。

朝食献立

  • 味噌汁(白味噌)
  • きゃべつのポン酢あえ
  • かぶらの皮の一夜漬け
  • りんご 50g(小1/4個)
  • ご飯 180g

昼ごはん献立

  • チャーハン
  • 白菜おかかあえ

間食

  • りんごヨーグルト

材料

  • りんご 50g(小1/4)
  • ヨーグルト 100g

夕食献立

  • 豚肉もやし蒸しおろしポン酢かけ
  • 五目大豆
  • ほうれん草シーチキンの和え物
  • 白菜味噌汁

引用:すみれ糖尿病ケア-糖尿病ケアのための料理教室

 

糖尿病は血糖値が高くなり、さまざまな病気を併発します。そのために血糖値をコントロールする必要があると言われています。

りんごに含まれている水溶性の食物繊維は、水分を含むとネバネバ状態になり、糖質の吸収速度を遅くするという働きがあると言われています。
ですから、りんごは糖尿病の原因となる血糖値を上げにくい食品とされています。

ただ、食べすぎは体のバランスを崩す原因となりますから、直接の原因となることはなくても間接的に糖尿病を進行させるということはあるかもしれません。

くだものは、ビタミンCやカリウム、食物繊維の含有量が多く、摂取カロリーを制限された食事でも効率良く必要な栄養素がとれる食品で、日本糖尿病学会でも1日1単位(80kcal分、みかんなら2個程度)のくだもの摂取を勧めています。

引用:毎日くだもの200g-くだものに対する誤解を解く

おならがよく出る?

りんごを食べるとおならが出やすくなるのでしょうか。

おならは、食事などの時に口から飲み込んだ空気と腸内で発生したガスが合わさったものといわれています。

りんごには食物繊維がたくさん含まれていますので、腸内の悪玉菌を減らす働きがあります。
一方で食物繊維をエサにする善玉菌が多くなります。善玉菌の活動が活発になると腸内の食物を発酵させる力が強くなりますから、おならが出やすくなるといわれています。

ただ、おならがよく出るのは、腸内環境のバランスがとれていないことが原因とされていますので、りんごの食べすぎで腸内バランスが崩れ、おならが出やすくなっている可能性もあるでしょう。

栄養が偏る

りんごの食べすぎだけで、栄養が偏ってしまうということは考えにくいでしょう。ただ、りんごだけしか食べないといった場合は、栄養の偏りが心配されます。

毎日3食りんごだけという食事では、当然ですが栄養は偏ります。ですが、1食だけはりんごで済ませ、ほかの食事はバランスのとれたものを食べるようにしていれば、栄養の偏りの心配は少ないのではないでしょうか。

トイレが近くなる?

りんごを食べすぎるとトイレが近くなるという心配もあるでしょう。でも、その心配は少なそうです。

トマトと同様、オレンジ、ライム、レモンなどの柑橘類も、酸味が膀胱を刺激するので、食べ過ぎると尿意のコントロールが難しくなることも……。

フルーツを食べるなら、リンゴやバナナのように、酸味の少ないものを選びましょう。

引用:WooRis

りんごは酸味が少ないというだけでなく、利尿効果のあるカリウムの含有量が少ないということがトイレの心配が少ない理由といえるでしょう。日本食品成分表2015年版では100gあたりのカリウムの量は以下のようになっています。

  • りんご:120mg
  • バレンシアオレンジ:140mg
  • ライム:160mg
  • レモン:130mg
  • 夏みかん:190mg
  • バナナ:360mg


柑橘系のバレンシアオレンジやライムは、りんごに比べてカリウムの量が多くなっています。ちょっと驚いたのはバナナのカリウム量です。ほかの果物に比べて倍くらいの量が含まれています。もうひとつは、レモンのカリウム量の少なさです。もうひとつトイレの原因となる水分量についても比べてみます。

  • りんご:84.1g
  • ・バレンシアオレンジ:88.7g
  • ・ライム:89.8g
  • ・レモン:85.3g
  • ・夏みかん:88.6g
  • ・バナナ:75.4g

水分量もりんごは柑橘系の果物に比べて少なくなっています。同じようにレモンも水分量が少ないです。このように比較すると、トイレが近くなる原因は酸味と考えることができます。

個人差がありますから絶対大丈夫とはいえませんが、他の果物と比べて、りんごを少しばかり多く食べてもトイレの心配は少ないといえるのではないでしょうか。
ただし、量によりけりかとは思いますが、リンゴにはカリウムが含まれていますので、トイレが近くなったと感じる方もおられるかと思います。

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食べ過ぎが原因でアレルギーになることはあるの?

りんごはアレルギーを起こす可能性があります。

過去に一定の頻度で健康被害が見られた20品目を“特定原材料に準ずるもの”とし,これらを含む加工食品には通知で表示が推奨されています。

引用:日本食品分析センター

この20品目の中にりんごが含まれています。アレルギーは一定量が体の中にはいることで引き起こされるとされていますから、食べ過ぎるとある日突然りんごを食べるとアレルギー症状が出るという可能性があります。

りんごアレルギーの症状をご紹介します。

皮膚・粘膜症状は、最も多い症状といわれています。

  • 口の中や喉の奥が、イガイガしたり、ヒリヒリしたりする。
  • 唇が赤く腫れてくる。
  • 舌がかゆい。
  • 舌がしびれる。
  • じんましんが出る。

などです。

引用:welq

このほかの症状では、以下のようなものがあります。

  • 吐き気、胃痛、下痢など
  • 鼻水、咳、息苦しさ

このような症状が出る場合、できるだけ病院などでアレルギーテスト受けるなど、受診することをおすすめします。

食べ過ぎてアレルギー症状が出た場合の対処は?

まず最初にすることは、りんごを食べるのをやめるということでしょう。症状がつらい場合は、病院で診察を受けることも必要となります。

次にできる対処法は加熱したものを食べるということです。アップルパイや焼きりんごなど、加熱したものを食べて様子を見てみると良いのではないでしょうか。

果物のアレルゲンであるタンパク質は、熱や消化で分解されやすいので、加熱すれば食べられるようになるといわれています。

引用:りんご(林檎)アレルギーってあるの?3つの原因から身体の場所別症状|治療法|予防法までを大公開!

りんごジュースを飲むと胃が痛くなるという人もいますから、ジュースも避けるほうが良いでしょう。もうひとつ考えられるのが、りんごを1日の摂取量以下にするということです。1日の摂取量については次でお伝えします。

食べ過ぎの量は?1日の摂取量の目安は?

りんごの1日の摂取量の目安は、150g(りんご半分)とされています。これはりんごだけを食べた場合で、果物の1日の摂取量は80kcalが目安とされています。

ほかの果物ですと、みかんなら小さめのものが2個、イチゴなら小ぶりのものが25個、バナナですと中くらいのもの1本とされています。

たとえば、みかんを2個食べて、りんごを半分食べたら、1日の摂取量を超えてしまい食べ過ぎということになります。
この場合でしたら、みかん1個、りんご1/4くらいが1日の摂取量の目安となります。

ただ、体を動かすことが多く、体力を使う仕事の人と、オフィスで座って仕事をするという人では1日の摂取量は違ってきます。農林水産省が発表している「食事バランスガイド」では、座って仕事をすることが多い人と体を動かすことが多い人では、ご飯など主食は1.5倍程度、お肉などの主菜も1.5倍程度変わってくるとされています。

りんごの1日の摂取量もほかの食事で栄養素が取れている場合は、150g程度が目安となりますが、体を動かすことが多い人、ご飯やお肉などを控えている人(朝食を果物の実にしている人など)はりんご1個くらいでも摂取過多にはならないでしょう。

ただ、りんごは先にもご紹介しましたように腹持ちが悪いので、つい食べ過ぎてしまうということにつながります。
果物を多めに食べるという場合は、バナナなど腹持ちがよくすぐにエネルギーになる果物もあわせてとるということも必要だと思います。

また、りんごを1個など食べたとして下痢など何かしらの影響が出るような場合は、1個でも食べ過ぎということが言えるでしょう。

子供の場合は?

子どもの果物の摂取量は以下のようになっています。

  • 1歳~2歳:150g
  • 3歳~5歳:150g
  • 6歳~8歳:150g
  • 9歳~11歳:150g

引用:妊活・出産・育児 情報メディアサイト

大人と変わらない量を食べることができるようですね。りんごだけですと約1/2個ということになります。
さらに、年齢によって摂取量が変わらないというのはちょっと驚きです。
1歳児と11歳の子どもでは体の大きさ、そして体重の違いも考えると、もっと摂取量の差があると私も思っていました。

ほかの果物で150gはどのくらいの量になるのでしょうか。

  • キウイ:1.5個
  • 柿:3/4個
  • バナナ:1本(中サイズのもの)

例えば、バナナを1本食べれば、子どもによってはそれだけで満腹あるいはある程度お腹が満たされる場合があります。
ほかの食品とのバランスを摂るためには、食事のたびに少しずつ果物を与えるといった工夫が必要になるでしょう。

適切な量でこんな効果が期待できる!

りんごを適切な量を摂取するとさまざまな効果が期待できます。

  • 高血圧の予防
  • 生活習慣病の予防
  • 便秘や下痢の改善
  • 老化の防止
  • 疲労回復

このほかにも、美白効果や美肌効果もあると言われています。

高血圧の予防

りんごに含まれているカリウムは、体内の余分な塩分を体の外に排出する、血圧を正常に保つといった働きがあるとされています。
この働きによって高血圧を予防するだけでなく、高血圧の改善にも効果があると言われています。

生活習慣病の予防

りんごの食物繊維、ペクチンには血糖値の上昇を防ぐ働きがあるといわれています。
さらにりんごには血液をさらさらにする働きもあるので、糖尿病といった生活習慣病を予防する働きがあるとされています。

便秘や下痢の改善

りんごの食物繊維は水溶性なので、腸内にある便を柔らかくして排出しやすくする働きがあります。
この働きが便秘の解消に効果があるとされています。さらに先にもお伝えしましたが、水溶性食物繊維は善玉菌のエサとなるので、善玉菌が多くなり、腸内環境を整えてくれる働きもあります。腸内環境が整うことで下痢の改善につながるといわれています。

老化の防止

りんごに含まれているリンゴポリフェノールは抗酸化作用があり、老化の原因となる活性酵素の働きを抑制する働きがあります。
さらに除去する作用もあるといわれていますので、アンチエイジングに高い効果を期待できるのではないでしょうか。

疲労回復

リンゴ酸とクエン酸は乳酸を分解して体の外へ排出する働きがあるといわれています。
乳酸は疲労の原因といわれていますので、この働きによって疲労の回復が期待できるとされています。さらに果糖はすぐにエネルギーに変えることができるので、リンゴは疲労回復に高い効果が期待できるのではないでしょうか。

まとめ

りんごはたくさんの健康への効果が期待できる果物です。でも、食べ過ぎると体の不調を引き起こすこともあります。
りんごには老化の防止といった美しさを保つ力もありますから、効果を焦って一度に食べるよりも、毎日しっかりと摂取量を守って長く食べ続けるということが大切でしょう。

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