執筆者:牟田 元気(むた もとき)
様々なことを調べて経験することが好きで
ライター6年目になります。
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インフルエンザにかかると気になるのが感染です。
人から人に感染することは知られていますが、人からペットにうつることはあるのでしょうか?
もしくはペットから人にうつることはあるのでしょうか?
徹底的に調べてみました。
※記事の情報に一部誤りがあるとのご指摘を受け2017年2月に修正させていただきました。
目次
冬時期にはやる一般的なインフルエンザは、
人からペット、ペットから人へ
というように感染することは
今のところあまり報告がありません。(ただし一部の動物や例外を除いて)
インフルエンザには種類があり、
人インフルエンザは、人に感染
豚インフルエンザは、豚に感染
馬インフルエンザは、馬に感染
犬インフルエンザは、犬に感染
鳥インフルエンザは、鳥に感染
というように同じ種類にしか通常は感染
しないようにできています。(突然変異などの例外はある場合があります)
一般的に流行るインフルエンザは、人インフルエンザなので、
他の種に移ることはあまりないと考えてよいでしょうが、一部の種類において
移ったという報告もありますので、そちらも合わせてみていきましょう。
犬や猫に関して言えば人から犬猫に移る可能性は今のところないようですが、
フェレットに関しては、人からフェレットに感染するという症例があります。それだけでなく人の風邪についても
どれくらいの可能性かまではわかりませんが、フェレットに簡単に感染すると言われていますし、フェレットから人に感染するということも言われていますので、飼い主などがインフルエンザにかかっている場合は、できるだけ近寄らないこと。
また、インフルエンザが流行っている時期だけではありませんが、流行時期は特にフェレットに触れる前に手洗いうがいを徹底してから触れるようにしたり、
咳が出ている場合はマスクをしたうえで接するなどの対策をとった方が良いでしょう。
参考:みずほ台動物病院
他にも、人のインフルエンザがハムスターに移るといった症例があるという例(サイト)を見かけますが、
こちらに関しては、出所がはっきりとしないため、断定はできませんが
移る可能性はあるとして行動対策をした方が無難かと思われます。
ただし、豚や鳥インフルエンザのように、
種類にもよりますが、うつる可能性があります。
※豚インフルエンザが人に感染
ウイルスが変異や組み換えを繰り返した結果、
鳥から人へ感染。豚から人へ感染。鳥から豚へ感染。
というように異なる種に感染するようになった
インフルエンザの型もあります。その典型と言えるのが新型インフルエンザで、
これは後程紹介いたします。
他の種類でいうと犬から人へ。猫から人へ、その逆も、というように
うつる可能性は100%ないとは言い切れません。
現状ではそんな報告はされていないので、
極めて低い確率であり、心配する必要もないかとは思います。
新型インフルエンザの場合、
人から猫へ感染したという報告があります。
まず初めの報告は2009年のアメリカ・オレゴン州なのですが、
飼い主がインフルエンザで入院した際に、飼っていた猫にも感染して、
その猫はインフルエンザによる肺炎で亡くなったそうです。
その後、2011~2012年にかけて、
人から猫への感染が13件。
人から犬への感染が1件報告されているそうです。
また、韓国では別のインフルエンザが犬から猫に
感染したというケースもあるようです。
参照:人から犬にインフルエンザは感染するの?
また、豚インフルエンザに関しては、2009年に豚由来のインフルエンザ(A/H1N1亜型)というものが
豚から人へ感染し、人から人へ感染していき大流行しましたが、これを新型インフルエンザと呼ばれていました。
参考:手ピカジェル-新型インフルエンザ
それと同じくして、鳥インフルエンザ(H5N1)も人へ移る可能性があるとして対策がなされていますが、
鳥から人に移るというのは愛知県のホームページを見てみると今のところ稀なケースという解釈がなされていますが、
ウイルスが変異を起こして人から人へと移るようになると大変なので、対策しているといった感じですね。
参考:愛知県-鳥インフルエンザ発生に伴う人への影響について
というように感染する可能性はあるということになりますが、報告の件数が少ないことから極めて稀なケースとして考えてよいかと思いますが、
年々人にうつりやすく変異していっているそうなので、注意した方が良いでしょう。
今のところ、一部の種類を除いたペット、犬や猫などに関しては一般的なインフルエンザはペットにうつる可能性が
ほぼないとはいえ、人からペットを介して人にうつる可能性はあります。
たとえば、インフルエンザにかかった人がペットをかわいがり、ペットの顔や体に唾液などがついたとします。
それを別の人が触り、何らかの形で体内に入るとうつるということはあるそうです。
現状フェレットを除いては多種属にはうつりにくいと言えるかと思います。ですが考えすぎかもしれませんが、
万が一のことを考えるとペットと接するときは、しっかりと手洗いとうがいを行い、マスクをして接するようにすると安心かと思います。
ペットは、犬や猫、鳥、ハムスターなど症例が少ない動物またははっきりとしない動物に関しては、すべて同じ対応で良いかと思います。
もし、飼い主がインフルエンザにかかっているときに、ペットの具合が悪くなった場合獣医に診てもらうとなお安心かと思います。
通常のインフルエンザは人からペットへ、ペットから人へは「うつらない」というよりも「今のところうつらない」あるいは「移ることは稀」と思って接した方が無難でしょう。(フェレットに関しては別)
インフルエンザにかかっているときは、新型インフルエンザの例も少ないながら報告がありますので、患っている本人以外の人が世話をし、ペットには寂しいでしょうが治るまで近寄らないようにするか上記の対応を行なっていればペットを介して人にうつるということも減らすこともできますし、万が一の心配もなくなるかと思います。