執筆者:牟田 元気(むた もとき)
様々なことを調べて経験することが好きで
ライター6年目になります。
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秋になると食べたくなる食材の一つに銀杏があります。
ほくほくの銀杏って美味しいですよね~。
そこで気になったのが、銀杏って栄養とか効能はあるのかな~?
カロリーはどれくらいなんだろうか?ということです。
銀杏の栄養と効能、カロリーについてとことん調べてみました。
銀杏の栄養を見てみると、
銀杏100g(可食部)あたり
このようになっています。
この中で、比較的栄養の多いものをあげてみると、
カリウム、マグネシウム、リン、ビタミンC、ビタミンB1が
多いかと思います。
やはり、ナッツ類などと同じように木の実なので
栄養はあるようです。
簡単に言うと炭水化物とミネラルが豊富な食べ物ということになります。
銀杏には肺を温めて機能を高めて血流を改善したり、滋養強壮にもなるので、
喘息予防、虚弱体質改善、高血圧予防におすすめなんだそうです。
そして、銀杏には尿意を抑える働きがあるので、夜尿症や頻尿の改善にも効果を発揮してくれるそうです。
また、銀杏の中に含まれるたんぱく質分解酵素により、
体内の蛋白質状の老廃物を取り除く作用があるため、銀杏の油漬けが肺結核によく効くんだとか。
この効果より咳や痰などを鎮める効果も期待できるようです。
栄養でみる効能は、
カリウムは利尿作用があるため、塩分の排出デトックス効果が期待できますし、
マグネシウムは、数多くの酵素の働きをサポートするように働くため、健康維持には欠かせませんし、
便通を促してくれる作用があります。
ビタミンB1は、神経や筋肉の疲労を回復させたり、免疫力を高める効果があります。
ビタミンCは、抗酸化作用があるため活性酸素から細胞を守りますし、メラニン色素の抑制や
ストレスの緩和にも役立ちます。
銀杏は種子になりますので、カロリーは高めとなります。
銀杏100gあたりのカロリーは166kcalとなりますが、
ですので、10gあたりですと16.6kcalとなります。
ちなみに銀杏10gというのは、銀杏の大きさにもよりますが、
およそ5粒程度となります。
銀杏は美味しいからと言ってたくさん食べてはいけません。
銀杏には、チルビリドキシという成分が含まれており、
この成分はビタミンB6の欠乏を促してしまいます。
ビタミンB6が欠乏状態になると神経伝達を抑制してくれるアミノ酸の一つに
GABAという成分があるのですが、この働きを邪魔するため
興奮状態となり、頭痛、頻脈、ふらつき、呼吸困難、うつ状態、錯乱、痙攣などの
中毒症状が出るといわれています。
その他、下痢や嘔吐、腹痛、消化不良などが現れる可能性もあります。
大人や子供、その人の感受性などによって左右されますが、
中毒症状が出るといわれている量は、大人だと一度に40個以上の摂取、
子供だと一度に7個以上の摂取で中毒の可能性があるといわれています。
どのくらいの量を目安に食べれば良いか?というのは、
一般的な目安として、大人は1日に10粒以内、子供は1日に5粒以内、
また、5歳未満の子供には与えない方が良いと言われています。
中毒には個体差がありますので、50粒食べても平気な人はいますが、
ほどほどに食べた方が良さそうです。
一般的に言われている大人10粒以内、子供5粒以内での栄養を見てみると、
10粒中(1粒2gとした場合)
このようになります。
なお、カロリーは10粒あたり33.2kcalとなります。
子供は上記の値の半分となります。
銀杏は、カロリーが多めで栄養も豊富であることがわかりましたが、
食べ過ぎると中毒を起こす可能性があるため、
銀杏で栄養を摂るというようにはできそうもありません。
旬を楽しむ程度に食べるといった感じになりそうですね。
効能としては、咳痰を鎮めたりぜんそく予防や滋養強壮などの
効果が期待できるようなので、食べすぎには注意しながら
食べていきたい食材です。