執筆者:牟田 元気(むた もとき)
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玉ねぎは年中食べることができますが、やっぱり新たまねぎが出回る4月~5月がおいしいですね。オニオンスライスもいいですし、炒め物に使ってもおいしいです。でも、食べ過ぎると体に影響があるようです。たまねぎを食べ過ぎるとどんな影響があるのか、ご一緒に学んでいきましょう。
目次
玉ねぎは食べ過ぎると胃腸だけでなく、臭いの影響もあるようです。
玉ねぎを食べ過ぎると下痢を起こすことがあるようです。
下痢は腸内で食物の水分が吸収されずに、水分を多く含んだまま便になった状態です。このような状態になる原因として、腸のぜん動運動が活発になりすぎているということがあげられます。
腸のぜん動運動が活発になりすぎる原因として、刺激の強いものがあります。玉ねぎに含まれるアリシンには腸の働きを活発にするというメリットがありますが、食べ過ぎると刺激が強くなりすぎるというデメリットにもなりますから、もともと胃腸が弱いという方、ストレスや疲労で胃腸の調子が優れないといった方は、玉ねぎの食べすぎで下痢を起こす可能性が高くなるといえるでしょう。
腹痛も胃腸の調子の悪い時に、香辛料やアルコール、コーヒーなど刺激の強いものを食べたり飲んだりするとおこりやすくなります。玉ねぎにはアリシンという物質が含まれていて、胃腸に刺激を与え食欲を増進させるという働きがありますが、食べ過ぎると刺激が強くなりすぎて腹痛の原因となるようです。
胃腸の調子が悪いときやもともと胃腸が強くない場合は、玉ねぎの食べすぎには注意されるほうがいいのではないでしょうか。
玉ねぎを食べると吐き気をもよおすということはあるようです。吐き気が起こる原因のひとつに胃痛があります。玉ねぎに含まれるアリシンは、胃腸に強い刺激を与え、運動を活発にするという働きがありますが、ストレスや疲労などで胃腸が弱っているといった時には、刺激が強すぎて胃痛を引き起こすことがあります。
その結果、吐き気をもよおしたり、ひどい場合はおう吐したりということがあります。
玉ねぎを食べると胃が刺激される感じで軽い吐き気がするんですけど、玉ねぎは胃にとって刺激物なんでしょうか?
引用:YAHOO知恵袋
インターネットの質問サイトでもこのような症状を訴えている方がいました。玉ねぎは、胃腸の健康を増進してくれますが、調子の悪いとき、もともと胃腸が弱いといった方は食べすぎには注意が必要でしょう。
玉ねぎを食べると胃痛や胃もたれ胸焼けなど、胃の不快感を招くことはあるようです。玉ねぎに含まれるアリシンは、強い抗菌、殺菌力を持っています。
健康な状態の胃であればこのような不快感を感じることがなくても、胃腸が弱っている、調子が悪いといったときは、このようなメリットがデメリットになります。専門家の意見でも玉ねぎは刺激を与えるといわれていますので、食べすぎには注意が必要でしょう。
あと、玉ねぎを食べると舌がひりひりするという方もおられます。このような症状を訴える原因のひとつに口腔アレルギー症候群があります。口腔アレルギー症候群は果物や野菜の過敏症と呼ばれていて、決まった野菜などを食べるとひりひりすることがあります。
この口腔アレルギー症候群は、食べたものが消化されると消えることが多いといわれていますので、できるだけ口にしないということが解決策になるでしょう。ただ、強いアレルギー症状を起こすこともあるようですので、心配な場合は受診することをおすすめします。
頭痛を引き起こすこともあるようです。アリシンは偏頭痛を引き起こすといわれていますので、食べすぎには注意するほうが良いのではないでしょうか。ただ、個人差や体調によっても変わってきますので、どのくらい食べると頭痛が起きるということははっきりとわかりませんでした。
玉ねぎを食べてめまいを起こすのはアレルギーの可能性もあります。食物アレルギーでめまいを起こすのは、遅延型と呼ばれるもので、食べてから数時間から数日たって症状が出るとされています。
あまり煮えていない玉ねぎを食べるとめまいのような症状が出ませんか?
玉ねぎの甘みよりも辛みが好きです。
ですが食べると軽く貧血のような感じでフラフラします。
引用:YAHOO知恵袋
この遅延型アレルギーは、たくさん食べるもので症状が出ることが多いといわれていますので、玉ねぎの食べすぎには注意が必要です。ただ、めまいの原因が玉ねぎ以外のこともありますから、めまいがよく起きるという方は早めに受診されるほうがいいでしょう。
玉ねぎに含まれるアリシンは、体内に入ると硫化水素を発生させる成分になります。
そして、この硫化水素は「卵の腐った臭い」を放ちます。つまり、玉ねぎはおならを臭くする働きがあるということになります。
さらに、臭いおならが出るもうひとつの原因は、肉や卵などのたんぱく質をたくさんとった時です。たんぱく質は分解されると、硫化水素など臭いの強いガスを発生します。そして、悪玉菌が腸内にたくさんいるときも臭いおならが発生します。
次に、玉ねぎを食べるとおならが出やすくなるかということですが、おならの原因は食べたものが腸内で分解される時に発生するガスです。ですから玉ねぎだけが関係しているとはいえないでしょう。
臭いおならの原因は玉ねぎにもある、おならが出やすくなる原因は玉ねぎだけではないといえるのではないでしょうか。
腸内で発生したガスは、おならとして排出されますが、一部は逆流して口から排出されます。そして、さらに余ったものは血液に溶け込み肺から排出されるとされています。これが玉ねぎを食べた時に口臭が臭くなる原因でしょう。
血液に溶け込んだ臭いは皮膚から排出されることもあります。ですから、玉ねぎのような強い臭いの食べものをたくさん食べると体臭として臭うということがあります。
玉ねぎのような強い臭いを持つ食べ物を食べた後、おしっこが玉ねぎ臭いという経験をもたれている方もいるでしょう。おしっこは腎臓で血液がろ過され作られます。このとき、口臭や体臭と同じようにおしっこにも玉ねぎの臭いが移ることがあります。
このように強い臭いを放つのは玉ねぎに含まれているアリシンが原因となっています。アリシンは生ですと強い臭いがありますが、火を通すとにおい成分は少なくなりますから、臭いが気になる方はできるだけ生を避けるようにされるといいのではないでしょうか。
ただ、大量に食べるとやはり臭いに悩まされるということはあるでしょう。
あと、臭いで一番気になるのは口臭でしょう。玉ねぎを食べたあと口臭を減らすには、りんごや牛乳などがいいといわれています。もう1つ口臭を減らす方法として歯磨きと歯の隙間の掃除です。
歯ブラシでいくら磨いても歯の隙間に残った歯垢や食べかすは取れません。口臭はこの歯垢や食べかすも関係していますから、歯間ブラシなどできれいにすると口臭を少なくすることができます。
玉ねぎを通常量食べて貧血になるということは無いようです。ただ、玉ねぎと同じくアリシンをたくさん含むにんにくは、大量に食べると貧血を起こすといわれています。
タマネギ中毒(タマネギちゅうどく、onion poisoning)とは、タマネギなどの摂食を原因とするイヌ、ネコ[1]や、ウシなどの食中毒のことである。
サルなどは、用量依存性の障害が生じる事はあっても(過剰に摂食し過ぎると障害が起こる。人も同様)、いわゆる低用量で障害を起こすようなタマネギ中毒にはならないとされる。
とあるように、どこまでの過剰摂取のことを指しているのかはわかりませんでしたが、過剰に摂取しすぎると障害が起こることがあるようです。
タマネギ、ニンニク、ニラなどのネギ属に含まれるアリルプロピルジスルファイドなどがヘモグロビンを酸化させることにより、溶血性貧血を起こすことによるものとされており
原因としては、タマネギなどのネギ属に含まれるアリルプロピルジスルファイドなどの成分がヘモグロビンを酸化させることで、貧血を起こしやすくなるようです。
健康であり、かつ度を過ぎて過剰に摂取していなければ、玉ねぎで貧血を起こすことはないと思われますが、ストレスや疲労で体が弱っているといった時は、貧血の可能性が無いとはいえないでしょう。玉ねぎは強い刺激を持った食べ物ですから、不調の時には食べる量に気をつけたほうがいいのではないでしょうか。
先にもご紹介しましたが、玉ねぎにはアレルギーがあります。実は大人になってから特定の食べものにアレルギーが出るという方がいます。食べもののアレルギーには2つあります。
即時型アレルギーは、食べてすぐ症状が出ます。じんましんや息苦しさ、口の中のイガイガやくしゃみや鼻水です。遅延型の場合は、食べてから数時間から数日、人によっては数週間経ってから、症状が出ます。頭痛やめまい、吹き出物や皮膚炎といったさまざまな症状が現れます。
このように大人になってから食物アレルギーを発症する原因で一番に上げられているのが、同じものを毎日食べるということです。玉ねぎも毎日たくさん食べているとアレルギーを発症する可能性が高くなるかもしれません。
ただ、アレルギーはどのくらい食べると発症するのかということについては、数値を見つけることはできませんでした。あと、アリシンの場合、アレルギーではなく刺激が強すぎたために同じような症状が出ることもあるようです。ちょっとおかしいなと感じた場合は、できるだけ早めに受診されるほうがいいでしょう。
玉ねぎを食べすぎて胃痛や吐き気といった症状が出た場合は、食べるのをやめるというのが一番でしょう。先にもご紹介しましたが、アレルギーの症状の可能性もありますから、食べるのをやめて様子を見るということが大切です。そして、症状が続く、急に現れたといった場合は、受診して医師の指導を受けることをおすすめします。
臭いが気になるという場合も、食べることをやめることで臭いの原因を取り除くことができますから、まずは食べることをやめるというのがいいのではないでしょうか。口臭については先にご紹介したように対策もありますので、臭いを少なくするということはできるでしょう。
麹に漬けた玉ねぎをお腹一杯食べていますが問題ないでしょうかという質問に、医師が問題ありと答えていなかったので、胃腸などに影響が出なければ食べすぎの問題は無いと考えていいのではないでしょうが、どのくらいが食べ過ぎかは体調や体質などによって左右されますので、何か症状が現れるということでしたら、
それは食べ過ぎになっている可能性があります。
生の場合は胃腸などへの刺激が強いので、加熱する、水にさらしてアリシンを減らすといった調理をすることが必要でしょう。あと、先にもご紹介しましたが、アレルギーを発症する可能性もありますから、アレルギー症状が出た場合は食べるのをお控えください。
適切な量については、国立健康・栄養研究所の発表で、通常の食事に含まれる量であればおそらく安全である、ただ、大量摂取で胃腸の不調がおきるときがあるとも書かれていますので、胃腸に不調の出ない範囲が適切な量と考えていいのではないでしょうか。
あと、妊娠中、授乳中の方については、情報が少ないため食べすぎを避けるほうがいいとされています。
国立健康・栄養研究所の発表では、特に一日の摂取量の制限はされていませんでした。ただ、生の玉ねぎは胃腸へ刺激が強いので、水にさらして刺激の原因となるアリシンを減らして、しっかり火を通すということは必要でしょう。
アリシンは水溶性なので、水には溶けますが、空気中の発散されることは少ないといわれていますので、水にさらすことが大切です。あと、玉ねぎだけでお腹が一杯になると栄養のバランスが悪くなりますから、食べすぎには注意が必要でしょう。
適切な量としては、上記のように制限がされていないため栄養面や体調体質を考慮してみていかなければなりません。
生の玉ねぎだと水にさらしていなければ辛くて量はあまり食べれないと思いますが、刺激が強いものなのでできれば少量で。
火を通したものであれば、栄養バランスがとれる量の摂取が適切な量と考えらるでしょう。
玉ねぎは体にたくさんの効果がありますが、胃腸への刺激が強い食べものです。ですから、体調が悪いときなどは胃腸に負担をかけない対策を考えておくほうがいいでしょう。
先にもご紹介しましたが、玉ねぎに含まれるアリシンは水に溶けやすい性質を持っています。ですから、水にさらすことで胃腸への刺激が少なくなります。ただ、玉ねぎの効果も少なくなってしまうでしょう。
水にさらす時はステンレスのボウルやパットを使うと臭いが軽減されるともいわれています。ステンレスソープといわれる、ステンレスでできた石鹸を使うと手に付いたたまねぎの臭いもすっきり取れるといわれています。包丁もステンレスを使うとさらに効果が期待できそうです。
ちなみにステンレスソープとはこういったものです。
水にさらした玉ねぎは、加熱するとアリシンが失われます。ですから、しっかりと熱を通せば、胃腸にも刺激が少なくなるでしょう。
空気にさらすと、アリシンの成分は失われず、辛味だけが無くなるといわれています。さらに、空気にさらしたものは加熱してもアリシンが失われにくいともいわれています。空気にさらす場合は20分くらい、最低でも15分はさらしておきましょう。
目が痛くならないようにする対策になりますが、調理の時の対策もお伝えしておきます。
玉ねぎは常温で保存されることが多いですが、調理の前に冷蔵庫などで冷やしておくと目が痛くなる成分が飛び散りにくくなるといわれています。
アリシンは玉ねぎの細胞がつぶされることで空気中に放出されます。ですから、切れ味のいい包丁を使うことで、細胞の破壊を最小限にし、目が痛くなることを少なくすることができるようです。先にもお伝えしましたが、包丁はステンレスを使うといいのではないでしょうか。
換気をすることで、空気中に出たアリシンをすぐに少なくすることができます。玉ねぎを切ると目が痛くなるのは、アリシンが空気中にたくさん出てくるからで、換気扇の下などで玉ねぎを切れば、アリシンが含まれている空気を換気してくれますから、目が痛くなることを少なくすることができるでしょう。
ウナギと梅干というように、玉ねぎと食べあわせが悪いといわれるものは無いようです。また、特定の食べものと一緒に食べると毒性を持つというものも無いようです。このほかではどのようなものが一緒に食べ過ぎないほうがいいのでしょうか。
にんにくには玉ねぎに含まれているアリシンがさらに多く含まれています。国立健康・栄養研究所の発表ではにんにくは食べ過ぎると胃腸障害やそのほかの危険性があるとされています。アリシンは刺激性の強い物質ですから、胃腸に影響を与える可能性があります。玉ねぎとにんにくを一緒に食べる時は食べすぎに注意することが大事でしょう。
また、ネギ属にアリシンが含まれておりますので、他にネギ、ニラ、らっきょうなども一緒になって食べ過ぎない方が良いでしょう。
豚肉にはビタミンB1がたくさん含まれていて、玉ねぎのアリシンはこのビタミンB1の吸収を促進するといわれています。ビタミンB1は疲労回復に効果があるといわれていますから、疲れを感じているときにはおすすめできる組み合わせです。
納豆には血栓を予防する納豆キナーゼという物質が含まれています。玉ねぎのアリシンも血液をサラサラにする効果があります。生活習慣病が気になるという方はこの組み合わせを試されるのもいいのではないでしょうか。
トマトに含まれるリコピンは、血液中の善玉菌を増やし悪玉コレステロールを減らす働きがあります。玉ねぎのアリシンにも血液をサラサラにする働きがあります。リコピンとアリシンの働きで血管の老化予防が期待できるでしょう。
にんじんにはお肌を健康に保つビタミンAが含まれています。玉ねぎにはケルセチンと呼ばれるポリフェノールが含まれていて、細胞の劣化を抑制したり活性酵素を除去したりする働きがあるといわれています。お肌の調子が気になる時はこの組み合わせがおすすめです。
玉ねぎには以下のような効果が期待されています。
ひとつずつご説明いたします。
アリシンには強い殺菌力があって、サルモネラ、チフス、コレラといった感染症を予防するといわれています。さらに、連鎖球菌やブドウ状球菌、ピロリ菌やO-157にも有効という報告もあります。このような殺菌力のおかげで病気への抵抗力が高まるとされています。
アリシンは加熱すると甘くて香ばしい香りを放ちます。この香りが唾液や胃液の分泌を促し、胃腸の働きを活発にさせ食欲を増進します。
アリシンは、血液の流れを正常に保ち、血栓を予防する働きがあります。また、血行を促進し、血液をサラサラの状態に保つ働きがあります。これらの働きで心筋梗塞や、脳梗塞の予防にも役立つといわれています。
アリシンには悪玉コレステロールを減らし、血液中のコレステロール値の上昇を抑える働きがあります。この働きで動脈硬化や生活習慣病の予防が期待されています。また、アリシンは糖尿病を予防する効果も期待されています。
アリシンは、ビタミンB1と結びつき、効果を持続させる働きがあるとされています。もう1つ、ビタミンB1は多くなると対外に排出されるのですが、アリシンはビタミンB1を長く体内に留まらせ、疲労回復の効果を持続させるともいわれています。
肺ガン、胃ガンのリスクが低くなるという報告もされています。
玉ねぎには疲労回復効果、食欲の増進、血液の流れをサラサラにするといった健康の増進に役立つ効果がいっぱいです。その一方で、胃痛や下痢を経験したという方もおられます。せっかくの玉ねぎの効果を100%利用するために今日から少しだけ注意をしていきましょう。