執筆者:牟田 元気(むた もとき)
様々なことを調べて経験することが好きで
ライター6年目になります。
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ガムは通常、紙やティッシュに
くるんでゴミ箱に捨てるものですが、
誤って飲み込んでしまうということが
あります。
また、人によっては飲み込むことを
習慣としている人がいますが、
飲み込んだら何か害はあるのでしょうか?
徹底的に調べてみました。
目次
誤って飲み込んだにしろ
故意に飲み込んだにしろ
基本的には、ガムは消化吸収されず
そのまま腸を傷つけることなく
便として排出されるので、特に心配するような
ことはありません。
ですが、ガムと一緒に何か大きな消化されない
種のようなものと飲み込んだ場合、
その消化できない物体がガムに絡まって、
それが腸の狭い部分などに引っかかり
腸閉塞を起こすという危険性は
少なからずあります。
また、1度にガムを多量に飲み込んだ際も
腸閉塞のリスクは高まってしまいます。
通常は、腸閉塞になるということは
子どもであっても、非常に稀なことなので、
心配はないのですが、
そういった変わったことをすると
その可能性は高まります。
特に子供は大人と比べて、
腸が狭いので1度にたくさんの量を
飲み込まないようにした方が良いでしょう。
過去の事例として子供が1日に5~7粒程度
毎日長期にわたって飲み込み続けた結果
腹痛を訴え病院へ運ばれたという事例があります。
原因は何か載っていませんでしたが、
たくさん飲みこむということは避けた方が
良いかと思います。
こんな事例もあります。
これは大人ですが、飲み込むことが
習慣となっており、
40年間飲み込み続けている方ですが、
この方は特に何も起こったことがないそうです。
というように基本的には飲み込んでも
問題はないのですが、
稀に体に異常をきたす場合が
人によっては起こっています。
ガムを飲み込むことによって
のどに詰まることがあるのかというと、
これは詰まる可能性があります。
通常ガムを噛んでいたら
ガムがいびつな形になっているため、
仮に喉に引っかかったとしても
呼吸はできるものなのですが、
ガムの形が丸みを帯びていたり
した場合は、呼吸ができなくなり
窒息する可能性は出てきます。
また、ガムを噛みながら寝てしまうと、
窒息する可能性だけでなく、
そのまま肺に入ってしまうということも
稀に起こるそうです。
ですので、ガムを噛みながら寝るということは
しないようにしましょう。
ガムが一般的に飲み込まないように
言われているのは、
まず飲み込んだとしても消化吸収されず
便として排出されるため、
栄養にならないためというのが理由にあります。
また、上記で説明したように、
喉に引っかかったり、形によっては
窒息する可能性がありますし、
多少なりとも腸閉塞のような
リスクを伴うためと考えられます。
ガムを1日にたくさん噛んだりすると、
稀にお腹が緩くなることがあるのを
ご存知でしょうか??
これは、ソルビトールやキシリトール、
マルチトールやラクチトールなどの
甘味料、これは糖アルコールと呼ばれる
成分になるのですが、
これらは消化吸収されません。
消化吸収されなかった成分は、
そのまま大腸へ移動します。
すると、大腸内の浸透圧が高まり、
それを下げるために体内の水分が
大腸に集まります。
これが原因となって、
お腹が緩くなることがあるのです。
ガムは飲み込んでも基本的には
そのまま排出されるので、
問題はないのですが、
極稀に体に異常をきたすことがあります。
上記であげた子供の事例は、
原因はわかりませんが、
腹痛の原因は大腸の浸透圧が
関係しているのかもしれませんね。
ガムを飲み込んでも害はないにしろ
ひょっとしたらということがあるので、
飲み込まずに紙やティッシュにくるんで、
捨てることをお勧めします。