執筆者:牟田 元気(むた もとき)
様々なことを調べて経験することが好きで
ライター6年目になります。
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冬気が付けば、足や手などの一部が紫色になり
痛がゆくなっている・・・
これってしもやけ??
冬になると決まってしもやけになる人が
いますが、これはなにが原因で
しもやけになっているのでしょうか?
目次
しもやけの原因を簡単にいうと、
血行障害から足や手などの皮膚に栄養が行き届かなくなり
しもやけになっているということです。
まず、しもやけは最低気温が5~6度くらいに
なると多くなってくるのですが、
外気温が寒いと、体は内臓から温めようとするため、
内臓に血液が集中します。
すると、足や手など体の先に当たる部分は、
血液がうまく循環できずに、
栄養不足状態になってきます。
また、寒くなると血管が細くなることにより
(暖かくなると元に戻る)
血行障害になりやすくなります。
また、しもやけになりやすい要因として
湿気が挙げられます。
どういうことかというと、足や手が湿った状態で
そのままにしていると、
その水分が蒸発して気化熱により
足や手の体温が低下します。
これも血行障害の原因の一つとなって、
しもやけができやすい状態を作ってしまいます。
スキーやスノーボート、雪遊びなどをすると
しもやけができやすくなるのはこのためです。
猫背や腰突き出し姿勢など姿勢が悪いと、
おなかが前に突き出るような感じになります。
すると、それに引っ張られる感じで下半身は
前に傾くため、常に緊張した状態になります。
下半身の筋肉が緊張すると血管を締め付けることになり
血液の循環が悪くなっていきます。
血液の循環が悪いと冷え性になり、
しもやけにもなりやすい体質となってしまいます。
書類を書いたり、パソコンをしたりと
常に座った状態で仕事をしていると、
前傾姿勢になりがちですし、
ずっと同じ姿勢でいると
エコノミー症候群まではいかなくても、
血液の循環は悪くなります。
これが原因で足の冷え性を招いてしまい
結果、しもやけになりやすいという状態になります。
しもやけの治し方は、血液の循環をよくすることが
大切です。良い方法としては、足や手などしもやけができている部分を
40度程度のお湯につけて、5度くらいの水につける
ということを交互に繰り返します。
冷たい水につける時間よりも熱いお湯につける時間を
長くしてください。
また、湯船の中でマッサージするのも効果的です。
上がる際は、冷たい水を足先や手先にかけて
血管を引き締めることによって、
温もった熱が逃げにくくなります。
毎日マッサージすることで
血行が良くなります。
こちらの動画をご覧ください。
血行促進作用のあるビタミンEを補うことも
一つの方法です。
補い方は普段の食事からでもいいですし、
サプリメントなどで補っても構いません。
食品で補う場合は、アーモンドや松の実、落花生
鮎やいわし、イクラ、たらこ、食物油などに多く含まれています。
どうしてもかゆくて仕方がないときは、
度合いにもよるかと思いますが、
病院(皮膚科など)に受診し
処方薬をもらうか、
薬局などでステロイドの入った塗り薬が
販売されていますので、そうしったものを
使用するとよいかと思います。
ただし、購入の際は薬局の薬剤師さんに相談しましょう。
また、症状が一向に改善されない場合は、
皮膚科などに受信して下さい。
上記の治し方がそのまま予防策となるのですが、
さらに、冬場靴下などが湿った場合、そのままにしていると
気化熱で体温が奪われるので、こまめに交換しましょう。
その関係で、寝るときに靴下をはいて寝ると暖かいかもしれませんが、
寝ている間に汗などで靴下が湿ってしまい、
かえって冷え性を促す結果になりますので、
寝る際は靴下は脱いで寝るようにしましょう。
また、外出時は冷えを防止するために
帽子や手袋、マフラーなどをしっかりと着用し
必要があれば、貼るカイロなども使用すると
良いかと思います。
お風呂に入る場合は、そのままのお湯よりも
入浴剤を入れたほうが、血行促進作用がありますので、
入浴剤の使用をお勧めします。
基本的に入浴剤は何でも構わないのですが、
こういった温泉に近い成分の入ったん入浴剤ですと
温まりの持続が変わってくるかと思います。
また、外面的な予防だけでなく
しょうがのポカポカ作用を利用して
内面からも代謝をよくしてぽかぽかと
させることによって、しもやけ対策に
つながるかと思います。
しょうが湯やショウガを使った料理など
積極的に食べていきたいですね。
手っ取り早くしょうがを摂取したいという方は、
こちらを使ってみてはいかがでしょうか?
しもやけは、一番の原因は血行障害なので
これを改善してあげることにより
しもやけは早く治りますし、
予防策にもなります。
また、冷え性とも深い関わりがありますので、
その冷え性がどこから来ているのか?
たとえば、姿勢からくるものなのか?
生活習慣からくるものなの?という部分を
探っていくのも冷え性対策、しいては
しもやけ対策にもなります。