執筆者:牟田 元気(むた もとき)
様々なことを調べて経験することが好きで
ライター6年目になります。
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授乳中、花粉症や黄砂やPM2.5、ハウスダストなどの
アレルギーで鼻づまりや鼻水がひどい場合、
点鼻薬を使用したくなるときってありますよね?
でも、授乳中に点鼻薬を使用して
赤ちゃんに何か影響があったりしないのか
という不安もあるかと思います。
そこで、大正製薬などに電話して
徹底的に調べてみましたので、紹介いたします。
結論を先にいうと、
使用してもよい点鼻薬と使用してはいけない
点鼻薬、そして使用に関して医師又は薬剤師に
相談しなければならない点鼻薬があります。
点鼻薬は鼻粘膜に使用するものなので、
一般の内服薬より影響が少ないと言われていますが、
影響が全くないというわけではなく、
微量ながらも赤ちゃんに移行する可能性はあるようです。
授乳中に使用しても良いものに関しては、
ほとんど移行することはなく、仮に移行したとして、
赤ちゃんに特別影響がでることはないそうです。
ですが、中には使用上の注意に授乳中は使用してはいけない
とされているものがあり、(パブロン点鼻クリックなど)
これは、ケトチフェンフマル酸塩という成分が
動物実験において乳汁に移行したという報告が
確認されており、移行した際に赤ちゃんに
点鼻薬の効果が現れたり、副作用としてかゆみや湿疹などの
症状が出る可能性があります。また、飲み薬でケトチフェンが
含まれている場合の副作用になるのですが、
痙攣や興奮等の中枢神経症状が現れる可能性がある
とされていますので、点鼻薬では限りなくこの副作用が
出ることは低いかと思いますが、0%ではなくなります。
もし、ケトチフェンフマル酸塩などの授乳中に使用しては
いけないような成分が入っている点鼻薬を使用した場合は、
授乳を中断し、完全に体内から成分が抜けるまでの目安として
12時間は授乳を中断し、再開時も最初の母乳は搾乳してから
授乳を再開するとより安心かと思われます。
授乳中でも使用しても良い点鼻薬に関しては、
鼻粘膜で作用するだけなので、
基本的には赤ちゃんに成分が移行するということは
ないようですが、使いすぎると赤ちゃんにではなく
母体が点鼻薬鼻炎という使うたびに粘膜が
膨れ上がって、鼻づまりがひどくなるという症状が
出ますので、使いすぎには注意してください。
なお、1日の使用は種類にもよりますが、
パブロン点鼻JLの場合ですと
1回に1~2度噴霧し、3時間以上あけて
1日に多くても6回までとされています。
また、全ての点鼻薬において長期連用はしないでください
とありますので、使用しても症状が改善されない場合は、
医師に相談した方が良いでしょう。
ケトチフェンフマル酸塩が含まれていないからといって
使用しても良いかというと、
この成分が入っていないものでも、
たとえばナザールARやコンタック鼻炎スプレーのように
授乳中の使用に関しては、医師または薬剤師に
ご相談くださいと注意書きがされている
ものもありますので、
使用については、市販のものであっても自己判断では
使用せず、必ず医師や薬剤師に相談のうえ購入された方が
良いでしょう。
授乳中の点鼻薬使用は、上記で上げた
点鼻薬のように授乳中に使用してはいけないもの、
もしくは医師又は薬剤師に相談が必要と
なっているもの以外は、用法容量を守って使用する分には、
問題はないようです。
また、授乳中に使用してはいけないものであっても、
授乳を中断することで使用できるようですが、
半日程度中断しなければいけなくなるので、
購入されるなら、授乳中にも使用が可能なものを
購入した方が無難かと思います。
ご購入の際は、念のため薬剤師さんに相談されてから
購入するようにしましょう。