たけのこを食べ過ぎはどんな影響が出る?適切な量はどのくらい?

春といえばたけのこが楽しみな季節です。たけのこご飯にしたり、生を焼いてお醤油をつけたりして食べてもいいですし、天ぷらなんかも美味しいですね。つい食べ過ぎてしまうたけのこですが、やはり食べすぎると体にいろいろと影響があるようです。

たけのこを食べ過ぎたらどうなるのか?ご一緒に学んでいきましょう!

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食べ過ぎによる影響は?

たけのこ

たけのこは食物繊維が豊富な食べ物ですが、食べ過ぎると食物繊維が原因と思われる影響があるようです。

下痢・腹痛を起こす?

下痢の原因のひとつに食物繊維の摂りすぎがあります。特に不溶性の食物繊維は腸のぜん動運動(腸内に入ってきた食べ物を移動させる動き)を活発にさせる働きがあります。

腸内に入った食物は消化と同時に、水分も吸収され、便になり体外に排出されます。ところが、ぜん動運動が活発になりすぎると、食物の移動スピードが早くなり、水分が少ししか吸収されず、柔らかいまま便になります。

たけのこにはたくさんの食物繊維が含まれていますが、そのほとんどは不溶性の食物繊維です。

  • 若茎、ゆで:0.4g(水溶性)、2.9g(不溶性)
  • 水煮:0.5g(水溶性)、1.8g(不溶性)

 引用:文部科学省 日本食品標準成分表2015年版(七訂)

水溶性の食物繊維はほとんど含まれていませんから、たけのこの食べすぎは不溶性食物繊維の摂りすぎになってしまいます。ですから、食べ過ぎると腸のぜん動運動が活発になり、下痢をするということになるのでしょう。

たけのこを食べ過ぎると腹痛を起こすという方もいます。腹痛の原因は、腸などの動きが活発になり痛みを伴う、下痢の症状として痛みが出るといったことがあります。このほかにはガスが溜まって痛みを感じるということもあります。

たけのこを食べ過ぎると、不溶性の食物繊維をたくさん摂りますから、腸の動きが活発になります。その結果、腹痛を感じるということになります。あと、不溶性の食物繊維は水分を吸収して膨張しますから、それが腹痛の原因となることもあるようです。また、下痢の前兆の場合もあるので、下痢を伴うこともあるようです。

ストレスや疲労を感じているときは内臓の働きも弱っていますから、普段なら大丈夫なのにという分量でも下痢や腹痛が起きることがあります。体調の悪い時もたけのこの食べすぎには注意するほうがいいのではないでしょうか。

便秘になる?

便秘の原因は腸内の食物の水分が少なくなり、便が硬くなってしまい排出しにくくなることでおこります。特に腹筋の弱い女性におこりやすいといわれています。

弛緩性(しかんせい)便秘は機能性便秘の一種で、日本人に最も多いタイプの便秘です。特に、腹筋が弱い高齢者や女性、男性でも運動不足の人に多く発生します。

引用:ヘルスケア大学 弛緩性便秘とその症状とは?

そして、たけのこに含まれている食物繊維は、先にもご紹介しましたようにほとんどが不溶性の食物繊維です。不溶性の食物繊維は腸内の水分を吸収して大きくなり、便の量を増やす働きがあります。ところが、食べ過ぎると水分を吸収しすぎて、便を硬くしてしまうというデメリットもあります。

たけのこの食べすぎは、不溶性の食物繊維をたくさん摂りますから、便秘の原因になりますし、便秘をさらにひどくすることにもつながります。

胸やけ・吐き気・嘔吐を招く?

たけのこを食べ過ぎると、胸焼けを起こすことがあるようです。質問サイトでこのような質問を見つけました。

たけのこの煮物を食べてから1時間ほどして、胃の調子が変です。
痛みやもたれ感はあまりないのですが、
絶えず胃の中がグツグツする不快感があります(胸焼けというのでしょうか?)
また、しばらく奥から盛り上がってくるようなゲップもありました。

引用:教えて!goo

たけのこは食物繊維が多いので、消化が悪い食べ物とされていて、腸の手術をした方は腸が詰まることがあるので食べるのを控えるよう指導されることもあるようです。

質問をされている方の体調はわかりませんが、体調が悪い場合は胸焼けをおこすことがあると考えておくほうがいいでしょう。

あと、消化の悪いものをたくさん食べると消化不良を起こし、吐き気の原因となることもあるようです。強い吐き気が続くと、嘔吐にもつながります。たけのこの食べすぎは消化の悪い食物繊維をたくさん摂ることになりますから、もともと胃腸が弱い方、体調が優れないという方は、たけのこを控えるほうがいいのではないでしょうか。

胃腸の調子が悪い時は、できるだけ食物繊維や脂肪が少ない
食品をやわらかく調理した料理が適しています。

引用:東京都病院経営本部

シミやそばかすができる?

シミやそばかすの原因は、メラニンといわれています。たけのこの食べすぎでシミやそばかすができるという情報がありますが、これはたけのこに含まれるチロシンという非必須アミノ酸がメラニン生成に関わっているということが根拠のようです。

  • たけのこ(根元3cm):180mg
  • 牡蠣(大2個):190mg
  • 鰹節(2パック):162mg
  • 板海苔(5枚):181mg

私が調べた範囲で比較してみると飛びぬけてチロシンが多いということはないようです。たけのこのチロシンの数値は生のものですから、灰汁(あく)抜きのために茹でるとチロシンはさらに少なくなるでしょう。年中ある水煮などもチロシンは減っていると思われます。

たけのこをゆでると白い粉末が出ますが、これはチロシンが結晶化したものです。

引用:わかさ生活

このように見ていくと、たけのこの食べすぎでシミやそばかすができるということは少ないのではないかと思います。ただ、シミやそばかすは個人差がありますから、シミ、そばかすができやすいという方は、たけのこの食べすぎには注意するほうがいいのではないでしょうか。

肌荒れ、ニキビ・吹き出物ができるのは本当?

たけのこを食べ過ぎるとニキビができるといわれますが、これは灰汁(あく)が原因で、体にとって不必要な灰汁を排出するために、毛穴から灰汁を体外に出そうとします。この反応が原因で、たけのこを食べ過ぎるとニキビができることがあるようです。

油っぽいものを食べ過ぎたときは、皮脂量は確かに増えますが、皮脂量が増えるだけです。甘いものを食べすぎたときは、皮脂の分泌量が増えるのではなく、皮脂分泌力が活発になるだけです。

悪いものと言う表現がフィットするのは、竹の子を食べすぎたときに竹の子のアクが出て来る場合があります。このアクがしいて言えば、悪いものです。

引用:スキンケア大学

肌荒れもおこりやすくなります。肌荒れの原因のひとつに便秘があります。たけのこには不溶性の食物繊維がたくさん含まれています。不溶性の食物繊維は先にもお伝えしたように、食べ過ぎると便を硬くしてしまい、便秘の原因となることがあります。

また、食物繊維は消化が悪い食べものですから、もともと胃腸が弱い方や体調不良などで胃腸が弱っている方は、たけのこの食べすぎで便秘になりやすくなります。たけのこは季節の変わり目で体調を崩しやすい時期の春先が旬ですから、便秘を引き起こしやすく、肌荒れの原因にもなるのでしょう。

腸の健康は美容に直結します。慢性的な便秘状態では、腸内の善玉菌が減少し、悪玉菌が増加します。そうなると、悪玉菌が排出した毒素は、血液やリンパを介して体中に運ばれてしまいます。

引用:スキンケア大学

食べ過ぎによりアレルギーを起こす?

たけのこは厚生労働省が定めたアレルギーを起こしやすいとされる「特定原材料7品目」「特定原材料に準ずる20品目」には入っていませんから、アレルギーの心配は少ないといえるでしょう。

ただ、たけのこに含まれるアセチルコリンという物質が、アレルギー反応と同様の症状を引き起こすといわれています。このように食品の中に含まれ、アレルギーと似た症状を引き起こす物質を仮性アレルゲンといいます。アセチルコリンは以下のような症状を起こします。

  • 下痢、嘔吐
  • 気管支喘息
  • 心拍数の低下、血圧の低下
  • 喉がイガイガする
  • 口の周りが赤くなる

これらの症状は一過性で、1時間くらいで無くなるといわれています。ただ、食べ過ぎた場合は、以下のような症状が現れる場合もあるようです。

  • 全身の蕁麻疹(じんましん)
  • 頭痛
  • ぜん息発作

このような症状が出た場合や、症状が長く続くという場合は、病院などで受診することをおすすめします。あと、何度も同じ症状が出るという時は、アレルギーテストなどを受けて、原因を特定するほうがいいでしょう。

灰汁には注意が必要!!

たけのこには、尿路結石の原因となるシュウ酸が含まれています。シュウ酸はたけのこのえぐみの1つで灰汁抜きをすることで減らすことができます。

野菜類ではホウレンソウのほかに、タケノコにもシュウ酸が多く含まれています。いずれもアクの成分で、ゆでると溶け出します。健康な人の場合は、通常の食生活では問題ありませんが、すでに結石がある人はあまり多くとらないようにしてください。

引用:オムロン ヘルスケア株式会社

結石の約80%はシュウ酸カルシウムといわれていますから、生のたけのこを食べすぎると尿路結石がおこりやすくなるということも考えられます。ただ、シュウ酸が体内に増えるのは、肉類の摂取が多いことのほうが問題とされています。

もともとシュウ酸はカルシウムと結合すると便として対外に排出されます。ところが、シュウ酸が多くなりすぎると、尿の中に出てくるようになり、尿の中でカルシウムと結合すると結石になります。

引用でもご紹介しましたが、灰汁抜きをしっかりすれば通常の食生活ではたけのこを食べ過ぎても尿路結石の原因とはならないようです。ただ、肉類をたくさん食べるという方は、たけのこを食べる時は今まで以上に灰汁抜きに注意する、生のたけのこは控えるといったことが必要でしょう。

食べ過ぎの量はどれくらい?1日の適切な量は?

たけのこは食べ過ぎると体に影響が出ることがありますが、どのくらいまでなら大丈夫なのでしょうか。

例えばたけのこにたくさん含まれている食物繊維ですが、たけのこには100gあたり3g程度含まれています。厚生労働省が発表している厚生労働省が発表している「日本人の食事摂取基準」では、食物繊維の摂取量は女性では18g以上とされています。

この数字は最低1日にこれくらいは必要という数字ですし、心筋梗塞に効果があるのは24g以上とされていますから、これ以上食べても問題はありません。たけのこには食物繊維が100gあたり3g程度含まれていますから、食物繊維の量だけ見ると600g~800g(中サイズのもの2つ~3つ)くらいになります。

ただ、たけのこの食物繊維はほとんどが不溶性のものです。不溶性の食物繊維は便秘をひどくする、腸のぜん動運動を活発にし下痢などを引き起こす場合がありますから、便秘気味の方や下痢気味の方は食べる量を少なくするほうがいいでしょう。

あと、ニキビが気になっている方や、肌荒れに悩んでいる方も食べる量を減らすほうがいいのではないでしょうか。

また、人によってはアセチルコリンの影響によりアレルギー反応に似た反応が出ることがありますし、
他の栄養のことも考えないといけませんので、食べてもせいぜい中サイズ1~2本(200~400g前後)程度にとどめておくのが目安としては良いのかもしれません。

子供の場合は?

5歳児までは「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では食物繊維の摂取量について書かれていません。このくらいの子どもたちは消化器官の発達が不十分ですから、消化の悪い食物繊維は便秘や下痢の原因となりやすいので、あまり食べさせないほうがいいかもしれません。

小学生になると、1日の食物繊維の最低摂取量は10g~13g以上となりますから、400g(中サイズ2個)くらい食べても大丈夫ですが、たけのこをこれだけ食べてしまうとほかのものが食べられなくなるので、栄養のバランスを考えると100g程度が上限となるのではないでしょうか。

中学生になると食物繊維の最低摂取量は16g以上となり、500gくらい食べても大丈夫といえます。ただ、このころは肌の分泌が活発なので、ニキビの心配がありますから食べすぎには注意するほうが良いかと思いますので、食べたとしても中サイズ1本程度が良いのかもしれません。

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たけのこと一緒になって食べ過ぎない方が良いものは?

  • トマト、ほうれん草、なすび
  • こんにゃく(凝固剤を使ったもの)

たけのこには花粉症を悪化させるといわれているヒスタミンが含まれています。トマト、ほうれん草、なすびといった野菜にもヒスタミンが含まれていますから、花粉症の方は一緒に食べると症状が重くなる可能性があります。

ほうれん草にはシュウ酸も多く含まれていますから、サラダなど生でたけのこと一緒に食べると尿管結石の原因になることも考えられます。ただ、シュウ酸は水に溶けやすいので、しっかりと茹でてからであれば、それほど心配する必要はないと思います。

ヒスタミンを多く含む食品は、干物、ソーセージ、トマト、ほうれん草、たけのこ等いろいろあります。

引用:森皮フ科クリニック

たけのこには3gの食物繊維が含まれていますが、そのほとんどが不溶性の食物繊維です。こんにゃくの食物繊維はもともと水溶性ですが、製造過程で凝固剤を使うと不溶性の食物繊維に変わってしまいます。

不溶性の食物繊維は、下痢、便秘といった症状の原因となりますから、胃腸の調子が悪い時は、こんにゃくのように不溶性の食物繊維がたくさん入っているものは避けるほうがいいでしょう。

一緒に食べるほうがいいものは?

  • ごま
  • わかめ
  • こんにゃく(凝固剤を使っていないもの)
  • 豆腐、納豆など大豆製品

ごまは、油分が多く排便を楽にしてくれますから便秘の解消に役立ちます。わかめとこんにゃくには水溶性の食物繊維がたくさん入っています。水溶性の食物繊維は下痢にも効果がありますが、便秘の解消にも効果があります。

食物繊維を摂る時は水溶性と不溶性のバランスが大事ですから、たけのことわかめ、こんにゃくはベストな組み合わせといえるでしょう。ただ、ヨウ素の摂取を制限されている方は、わかめを食べるとヨウ素の過剰摂取になることがありますので、医師の指示に従ってください。

大豆には尿管結石を予防するカルシウムがたくさんあります。生のたけのこにたくさん含まれているシュウ酸は、尿の中でカルシウムと結合すると結石になりますが、腸内でくっつくと便となって排出されます。

生のたけのこをたくさん食べる時は、豆腐や納豆などを一緒に食べると尿管結石の心配を少なくすることができるでしょう。

適切な量食べればこんな効果が期待できる!?

食べ過ぎるといろいろ影響のあるたけのこですが、いくつも体にいい栄養素を持っています。適切な量を食べれば以下のような効果が期待できます。

  • 便秘を改善する
  • 高血圧の予防
  • 美容効果
  • 大腸がんの予防

1つずつご紹介します。

便秘を改善する

たけのこに含まれる不溶性の食物繊維は、腸内で便の量を増やし排便しやすくします。さらに腸に刺激を与えてぜん動運動を活発にし、腸内の食物が移動しやすくする働きもします。不溶性食物繊維を適量摂れば、便秘の改善につながります。

高血圧の予防

たけのこにたくさん含まれるカリウムは、高血圧の予防だけでなく脳卒中の予防にも効果が期待されています。

カリウム摂取量を増加することによって、血圧低下、脳卒中予防につながることが動物実験や疫学研究によって示唆されている

引用:日本人の食事摂取基準(2015年版)

ただ、カリウムは水に溶けやすい性質がありますので、市販の水煮たけのこはカリウムが少なくなっています。

  • 生:520mg
  • ゆで:470mg
  • 水煮缶詰:77mg
美容効果

つややかな髪や張りのあるお肌は、健康な腸があってこそです。たけのこの不溶性食物繊維は腸内の便を排出しやすくするだけでなく、腸内の有害物質を排出する働きもしてくれます。腸が健康になることで、栄養分をしっかりと吸収することができるようになりますから、髪やお肌の健康を増進することができるようになります。

大腸がんの予防

大腸がんの予防には1日10g食物繊維を摂ればリスクが下がるとされています。また、大量に食物繊維をとってもリスクは変わらないといわれています。

適量摂っていれば大腸がんだけでなく、ほかの病気も予防することができますからたくさん食べる必要はありませんね。

まとめ

たけのこはカロリーも低く食物繊維が多いので、ダイエットだけでなく便秘などにも効果が高いと思われていますが、たけのこの食べすぎは、胃腸だけでなくお肌にも影響があります。適量を守って食べることが、たけのこの効果を100%引き出してくれるのではないでしょうか。

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