執筆者:牟田 元気(むた もとき)
様々なことを調べて経験することが好きで
ライター6年目になります。
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朝起きた時や、寝起きなどに口の中が臭くなっていたり
ネバネバしていたりしますが、これって原因は何なのか?
また、良い対策があるのか?徹底的に紹介いたします。
目次
通常口臭の原因となる雑菌を洗い流す役割のある
唾液ですが、寝ている間はこの唾液の分泌量が減るために
雑菌が繁殖しやすい環境になり、起きると口が臭くなりがちです。
風邪や蓄膿症、花粉症などのアレルギー性鼻炎により
鼻が詰まっていると、口で呼吸をすることになります。
寝ている状態では唾液分泌が減少しているとともに、口で呼吸するため
さらに乾燥などで唾液が少なくなり、雑菌を増殖させてしまいます。
特に冬場などの寒い時期は空気が乾燥します。
空気が乾燥していると、鼻が乾いたり鼻がつまりやすくなり、
口呼吸になりやすくなります。口呼吸になると口内が乾燥しますので、
朝起きた時に口臭がひどくなるということもあります。
にんにくを食べた翌日などは口が臭くなります。
これはにんにくに含まれているアリシンという物質が関与している
と言われていますが、アリシンはにんにく以外にも
玉ねぎやにんにく、ニラなどにも含まれていますので、
たくさん食べた場合、調理法にもよりますが翌日に口が臭くなるかもしれません。
寝ている時は、唾液の分泌が少なくなり雑菌が
繁殖しやすいという環境ですので、寝る前に歯を磨かなければ
食べかすが雑菌の餌になります。
一説によると雑菌が30倍にも増加するため、朝起きた時に臭くなりやすくなります。
また、しっかりと磨くのではなく適当に磨いたりすると、
食べかすがうまく洗い落とせずに、やはり雑菌の増殖に
つながります。
これを舌苔(ぜつたい)というのですが、
舌もお手入れしないと、古い粘膜や食べかすなどにより
雑菌が増殖しやすい環境を作ってしまいます。
お酒を飲むとアルコールの分解に多量の水分を使用します。
そのため、体内では水分が足りなくなる傾向にあり、
口などの乾燥を招くことがあります。
寝ている間はただでさえ唾液の分泌が少ないのに
水分不足によってさらに唾液の分泌が少なくなり
口が臭くなるということはあります。
緊張した時に口の中がカラカラに乾燥してしまった
という経験がないでしょうか?
ストレスがたまると、通常の唾液分泌の3割りは低下するといわれており、
口の中が乾燥するだけでなく口臭が強くなるといわれています。
そのため、寝ている時の唾液分泌低下に合わせて
乾燥も進むため、口の中が臭くなることがあります。
たばこを吸うとヤニなどで臭くなるということはありますが、
それだけでなくニコチンの影響で毛細血管が収縮することにより
血流が悪くなり、唾液分泌低下や歯周病の原因にもります。
加齢に伴い唾液分泌量は低下していきます。
唾液は通常1日に1.5~2L程度分泌されているといわれますが、
20歳あたりより口の周りの筋力の衰えや唾液分泌腺の低下などにより
唾液分泌量が低下していくといわれています。
このことにより、若い時と比べて寝ている間の口の雑菌の繁殖が進みやすくなります。
口臭の原因となる病気は
などの病気により口が臭くなることがありますが
この場合、朝だけでなく起きている時も臭くなります。
寝起きは唾液が減っているため、いずれにしてもさらに口が臭くなりますが、
寝起きしか口臭が気にならないという方は
これらとは関係がないものと思われます。
ただし、口臭の原因の80%は歯周病とも言われていますので、
意外にも原因は歯周病ということもあるかもしれません。
しかし、基本的な考え方としては、朝の口臭は雑菌の増殖が原因となっています。
口の中にはおよそ300~400もの菌がいるといわれていますが、
特に虫歯の原因になるといわれているのが、ミュータンス菌や
ソブリヌス菌などですが、このミュータンス菌が糖を餌にして
グルカンと言われるねばねばの物質を作り出します。
簡単に言えば、ネバネバの原因は雑菌が増殖しているから
ということになります。
唾液分泌量や普段のお手入れ、湿度や環境によっても左右されるかとは思いますが、
寝起きの口は多かれ少なかれ雑菌は繁殖しています。
よく例えられるのが、肛門より汚いと言われています。
睡眠時は唾液分泌が抑制されますので、
口の中では雑菌がどんどん増えていき、睡眠してから3時間経過した時点で
爆発的に雑菌が増えており、8時間後には死滅する雑菌と増殖する雑菌がちょうど拮抗して
雑菌数は飽和状態に達すると言われています。
この時の、雑菌量は唾液1ccあたり、おそよ糞便1gの10倍量と
言われることもあります。
原因を複数あげましたが、何か心当たりはありましたでしょうか?
原因となるものを解決することが対策となるのですが、
具体的にどうしたら良いか紹介いたします。
などがあげられます。
寝ている間に口呼吸になっている場合は、何らかの原因で
鼻づまりを起こしていると思われますので、その原因から解決する必要があります。
また、口呼吸がなかなか治らない場合は、部屋を十分に加湿することで
口の渇きは多少ましになります。寝るときにマスクをつけて寝るということでも
口の渇きをある程度防ぐことができます。
舌を磨くときは歯ブラシで磨いてしまうと、舌を傷つけてしまう恐れがありますので、
必ず、専用の舌みがきなどで優しく磨くようにしましょう。
また、筋力の衰えなどでも唾液分泌が低下するため、口腔トレーニングを
行い日ごろから鍛えることもおすすめです。
朝食を食べることによって唾液分泌が促されますので、
朝起きた後の口臭を引きずらず抑制する効果が期待できます。
このときにしっかりと咀嚼することで、より唾液が分泌されます。
また、酸味のある食べ物も唾液分泌が促進されます。
次にしっかりと歯を磨くという部分ですが、
自分ではしっかりと歯が磨けているかどうかはわかりにくいと
思いますので、その場合は、残っている歯垢がわかる歯磨き粉なども
販売されていますので、そういったものを活用されると良いかと思います。
また、寝る前に重曹水でうがいすることもおすすめです。
重曹には殺菌効果と消臭効果がありますので、細菌の繁殖を
抑制することができます。
なお、水100ccに対して食用重曹を小さじ半分程度入れれば、
重曹水うがい用の水を作ることができます。
最近では、手軽に舐めるだけで
においの元からケアしてくれるというものもありますので、
そういったものを活用するのも良いかと思います。
また、食事からくる口臭にはこういったものを活用されるのもおすすめですよ。
朝の口臭やねばねばの原因は、口の中に雑菌が繁殖するため
ということがわかりました。
しかも、睡眠8時間後では、かなり口の中が汚れている
ということもわかりましたね。
対策としては、病的なことでない限り
基本的には雑菌の繁殖を抑制することです。
また、寝起きの口腔ケアも欠かさずに行なってくださいね。