執筆者:牟田 元気(むた もとき)
様々なことを調べて経験することが好きで
ライター6年目になります。
様々なことを調べて経験することが好きで
ライター6年目になります。
生活の中の疑問や悩み事、さまざまな情報を読まれる方に役立つよう記事を書いています。このサイトが参考になれば幸いです。
・このサイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。
・プロモーションを含む場合があります。
サラダにもってこいのブロッコリー。マヨネーズやドレッシングをかけて食べると美味しいですよね。
ブロッコリーだけでも美味しいので、ついつい食べ過ぎてしまうということも・・・
ブロッコリーを食べ過ぎてしまった場合、何か影響があるのでしょうか?とことん調べて見ました。
目次
まず食物繊維を見てみると、ブロッコリー100gあたり3.7gの食物繊維が含まれています。
この量はそう多いものでもなく、ちょっと多めに食べたとしても食物繊維が原因で下痢になるということはないでしょう。
次に、ゆで加減を見てみましょう。ゆで加減が少ないと硬いブロッコリーになります。
こういったものを多量に食べ過ぎると、消化不良で下痢になる可能性はあるでしょう。
中には少量食べただけで下痢になったり胃が痛くなったりする方がいます。
ブロッコリーでアレルギーを起こす方は稀にですが存在するようですので、ブロッコリーを食べて
このような症状が出る方は、食べるのを避けた方が良いでしょう。
ブロッコリーを食べて便秘になることはないでしょう。ほどよく食物繊維が含まれていますので、
少々食べ過ぎた程度では食物繊維が原因で便秘を起こすということは考えにくいです。
ブロッコリーにはコリンという成分が多く含まれています。コリンという成分を取り過ぎると、トリメチルアミンという物質が体内に蓄積され体が魚の腐ったような臭いになるというのですが、
こちらを見てみください。
生体機能維持のために非常に重要な役割を担っています。しかし、それ以上に摂取をすると身体はコリン自体を代謝してしまうようです。その代謝産物がトリメチルアミンで体臭の原因(魚臭)になるようです。しかも、その量が半端なく多いようです。10g/dayないし16g/dayのようです。
ではブロッコリーに含まれるコリンの量を調べてみました。ブロッコリーは19.0-40.0mg/100gという記載がありました。これが正しいのかどうか分かりませんが、30.0mg/100gとして考えると、ブロッコリーを1kg食べてもコリンの摂取量は300mgです。推奨量にも届かないレベルです。
というように、1kgのブロッコリーを食べても、体は臭くならないというのです。
体が臭くなるくらい食べたとするならおよそ4kgのブロッコリーを食べなければいけません。
4kgものブロッコリーを食べることなんてとうてい無理な話なので、ブロッコリーを食べても体は臭くならないようです。
しかし、トリメチルアミヌリアという代謝病の場合は、ブロッコリーを食べて臭くなる可能性はあるようですが、
日本では非常に稀なケースのようです。
ブロッコリーを多量に食べ過ぎるとブロッコリー内に含まれるゴイドロゲンという成分が甲状腺機能低下症を引き起こすという話がありますが、
甲状腺を腫れさせる物質をゴイトロゲンと言いますが、食物にも該当するものがあります。しかし、ゴイトロゲンが、人間の甲状腺を腫れさせたり、甲状腺機能低下症をおこしたりと言う臨床報告は存在しません(動物実験のみの話です)。長年、日本甲状腺学会に出席していますが、そのような報告は1例もありません。
引用:甲状腺:最新専門の検査/治療/知見② 橋本病 バセドウ病 専門医 長崎甲状腺クリニック(大阪)
とあるように、動物には起こりうるもののようですが、人間には1例も存在しませんので、こちらも心配しなくてい良いでしょう。
ただし、チラーヂンSを飲まれている方は、薬の吸収を阻害するおそれがあるため、食べ過ぎには十分に注意してください。
ブロッコリーの食べ過ぎでお腹いっぱいになり他の食事が入らないというようなことが続けば
栄養が偏ると言うことも可能性としてでてきます。くれぐれも注意してください。
体に異常が現れたとき、またはブロッコリーだけでお腹がいっぱいになるくらい食べた時。こんな場合は食べ過ぎに該当すると考えます。
また、1日に必要な野菜の量は350gなのですが、それをブロッコリーだけで摂取してしまうことも食べ過ぎに該当すると考えられます。
ほどよく食物繊維が含まれているので、適切に食べると腸の蠕動運動を促して便秘解消効果が期待できるでしょう。
人はストレスを受けると副腎からアドレナリンを分泌しますが、このアドレナリン分泌にビタミンCを必要とします。
ブロッコリーにはビタミンCが豊富に含まれているため、ストレス対策になると言えるでしょう。
ブロッコリーにはスルファラファンという物質が含まれており、肝臓で働く有害重金属を無害化、排出してくれる酵素の生成を促進する作用や殺菌作用があると言われています。
いかがでしたでしょうか?
ブロッコリーの食べ過ぎで問題になりそうなのは、消化不良程度でしたね。体臭が臭くなることや甲状腺機能低下などは想像を超える量食べないと起こりそうもない話なので、気にする必要はなさそうです。