執筆者:牟田 元気(むた もとき)
様々なことを調べて経験することが好きで
ライター6年目になります。
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ノロウイルスとロタウイルスは、
どちらも流行りだす時期は大体12月頃より
流行り始め、流行時期が長いのはろたウイルスの方が、
12月~4月頃まであるので、時期の違いは若干あります。
まず、ノロウイルスの症状ですが、
主に出る症状は、
発熱しても微熱の人もいれば、高熱が出る人もいますが、
通常は38℃未満の場合が多いといわれていますが、
それ以上出ることもしばしばあるので、
これも個人差によるものが大きいかと思います。
また、軽い症状だと、鼻水が出るくらい
なんて人もいますので、
この症状が絶対に出るというわけでも、
すべての症状が出るというわけでもありませんし、
全ての症状が出る方もいます。
ノロウイルスの潜伏期間は、およそ1~2日程度。
その後、発症し嘔吐下痢などの症状が現れ始めます。
特徴としては、嘔吐する際にいきなりこみあげてきて
我慢しきれずに出してしまう、噴水のような感じというと
わかりやすいかと思います。
症状が続く期間については、
通常は2~3日程度で、その後回復していきます。
この回復している最中にも便からウイルスは
1週間程度は排出されるといわれています。
大きな特徴としてノロウイルスは
年齢に関係なく発症するということと、
重症化するケースは少ないということです。
続いてロタウイルスの症状ですが、
主に出る症状は、
潜伏期間は1~3日程度で、その後発症し
症状が出始めて、3~5日程度で症状は回復傾向に
見られます。
ノロウイルス同様、症状が治まっても、1週間程度は
便からウイルスが排出されます。
白色便が出る場合は3~8日程度続くこともあります。
大きな特徴としては、
感染するケースが乳幼児に多く、5歳までに
ほとんどの子供がかかるといわれています。
また、生後6か月~2歳までは重症化する可能性が高く、
(重症化は40人に1人の割合といわれている)
その場合、激しい水様の下痢により
脱水症状を起こしやすいだけでなく
脳炎や脳症を起こす可能性もあります。
大人もロタウイルスにかかることがありますが、
比較的軽症で治まる場合が多いようです。
潜伏期間も症状もよく似ており、
ロタウイルスで白色便が出ない限り
見分けはつきにくいと思います。
大きな違いとしては、その白色便が出る
ということと、ロタウイルスは、乳幼児期に
多く感染するということ。
ロタは大人が感染しても軽症で済むことが多いこと。
ロタウイルスは乳幼児の場合、
激しい水様便により脱水症になりやすいということ。
重症化により脳炎や脳症になる可能性があること。
などが挙げられます。
双方の症状が下痢嘔吐なので、
どちらにせよ水分は奪われますので、
水分補給はしっかりと行う必要はありますが。
そして、現段階の違いは、
予防接種があるかないかという違いでしょうか。
ロタウイルスは任意ですが予防接種があるのに対し、
ノロウイルスには、現在のところ予防接種がありません。
開発は進められています。
ロタウイルスにしてもノロウイルスにしても
症状が似ていますので、
水分はしっかりと摂るようにしましょう。
水分が摂れない場合や、症状がひどい場合は
病院へ受診することをお勧めします。
乳幼児が嘔吐や下痢が発症している場合は、
早めの受診をお勧めします。
その際、オムツ(便の出ている)を持っていくと
より診断がつきやすくなるかと思います。
やっちゃいけないのが、自己判断による
下痢止めの使用です。
下痢が出るのは体外にウイルスを排出するために
起こっているため、それを止めると体内にとどめる
ことになります。
病院では、下痢止めが処方される場合がありますが、
これは、あまりにも症状がひどかった場合に
脱水症になるのを防ぐために
出されるものだと思います。
病院に行った際は、医師の判断に従いましょう。
下痢止めが出て気になるようでしたら、医師に
尋ねてみるとすっきりするかと思います。