執筆者:牟田 元気(むた もとき)
様々なことを調べて経験することが好きで
ライター6年目になります。
様々なことを調べて経験することが好きで
ライター6年目になります。
生活の中の疑問や悩み事、さまざまな情報を読まれる方に役立つよう記事を書いています。このサイトが参考になれば幸いです。
・このサイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。
・プロモーションを含む場合があります。
インフルエンザといっても、様々な種類があります。
たとえば、A型インフルエンザの他にも、B型やC型、
新型インフルエンザまで登場で。
でも、これって何の違い??
と疑問に思ったので徹底的に調べてみました。
目次
A型インフルエンザはいわゆる季節風邪とも呼ばれるインフルエンザで、
おもな症状としては、38度以上の高熱が出たり、咳や鼻水、のどの痛みなどが
主な症状となっており、他にも倦怠感や関節痛、筋肉痛、悪寒などの症状が
現れることもあります。
A型といっても、この中にも細分化することができ、
たとえば、ソ連型(スペイン風邪)や香港型、アジア型などの
種類があります。
これはどう違うのかとちうと、症状的には類似しているのですが、
型が違います。
インフルエンザには、H○N○という型が存在するのですが、
Hというのは、ヘマグリチニンの略。
Nというのは、ノイラミニダーゼの略で、
これらは、ウイルスの表面にある突起のようなもの。
この数字の違いで型が変わってきます。
簡単に言うと、Hは侵入する際のとげ
Nは外に出るためのとげとなります。
たとえば、ソ連型の場合ですと、H1N1という方になりますし、
香港型ですと、H3N2。
アジア型の場合は、H2N2という型になります。
また、高病原性鳥インフルエンザの場合だと、H5N1という型になります。
違いとしては、季節系インフルエンザは、呼吸器系でしか増殖できないのに対し、
新型インフルエンザH5N1というのは、体内のどこでも増殖できるので、
致死率が高くなるそうです。
また、2013年に話題になった中国の鳥インフルエンザの場合は、
H7N9という型になるそうです。
一般的に知られているのは、上記で上げた型なのですが、
型はHは16種類、Nは9種類存在しています。
全ての型が人に移るというわけでなく、
たとえば、H3N8やH7N7は馬インフルエンザと言われ、
馬にしか感染しません。
H4N4やH7N8ですと、アザラシに感染するインフルエンザとなります。
ほかにも犬や猫にしか移らないインフルエンザもあったりします。
通常は、他の動物から人には感染しないものなのですが、
突然変異などによって、動物から人に感染するウイルスが
出てきます。
それが鳥インフルエンザや豚インフルエンザなどのように
人畜共通型と呼ばれるインフルエンザが登場します。
いずれも今のところ、人への感染率が少ないか、広がったとしても
局所的でとどまっていますが、あるいはパンデミックまでたっしていませんが、
インフルエンザウイルスは変異を
繰り返していますので、いつ人から人への感染が爆発的に
広がるかわかりません。
人から人へ広がりだすと、新型インフルエンザと呼ぶようになるでしょう。
2009年に話題になった新型インフルエンザは、豚インフルエンザが原因とされており、
型はH1N1ですが、ソ連型とは株が異なるようです。
これは新型インフルエンザと呼ばれるようになりました。
A型インフルエンザにはソ連型や香港型など呼び名がありますが、
これは何なのか?というと、
厚生労働省によると、
「ウイルスが見つかった場所、
土地の名前をつけることになっています」
とのことなので、今後新しい型が発見されれば、
名前は増えていくでしょう。
たとえば、日本で新しい型が見つかり、広がった場合は、
日本A型のような名前がつくかもしれません。
ちなみに、香港型は、
1968年頃に香港で爆発的に流行したH3N2型のこと。
ソ連型は、1977年頃にシベリア、ソ連西部で流行したH1N1型のこと。
※毎年ソ連や香港からウイルスが飛んできているわけではありません。
あくまでも型の名前です。
症状的には類似しているのですが、
新型インフルエンザ(2009年に流行ったもの)でいえば、
季節系インフルエンザの症状に加えて、軽い消化器系の症状が
出ることがあります。(下痢や嘔吐など)
新型インフルエンザの場合、出たての頃は免疫を持っていない人が多かったため、
感染が拡大する傾向にあるのと、季節性インフルエンザと比べて、
肺炎など重症化する確率も高まります。
以前流行した新型インフルエンザの場合は、かかったとしても
軽症ですんだようですが、今後新たに出てくるであろう
新型インフルエンザは、変異の仕方によっては、
今後どうなるかわかりません。
新型や鳥や豚などのインフルエンザは、変異を頻繁に
繰り返し、これらはすべてA型の特徴となります。
主な症状としては、38度以上の高熱、咳、鼻水、のどの痛み
などですが、
インフルエンザB型の場合は、
それらの症状に加えて、気管支系・消化器系の症状が
現れやすくなっています。
つまり、下痢をしたり、腹痛など胃炎になったり、気管支炎に
なりやすいということです。
しかし、A型と比べて、B型は人から人にしか感染が今のところ
認められていませんので、広まったとしても局所的にしか広がりを
みせません。
また、C型インフルエンザというものもありますが、
これは、ほとんどが変異しませんので、一度かかると、
再度かかることは非常に稀なケースとされています。
ですので、発症するのは幼少時に多く、
大人の感染は稀です。
仮にC型インフルエンザにかかったとしても、
高熱などの重傷化は珍しく、多くの場合は、
軽傷で済むことが多く、通常の風邪と似たような
症状となることが多いです。
現在流行っているインフルエンザは、
2013年の場合ですと、香港型(H3N2)と
2009年に流行った新型インフルエンザ(H1N1亜型)
そしてB型インフルエンザでした。
ちなみに、ソ連型のH1N1は終息傾向にあるようです。
2013~2014年では、やはり同じ香港型と新型インフルエンザ
そしてB型となっています。
2014~2015年にかけて流行るといわれているので、
香港型(H3N2)と以前流行った豚インフルエンザ(H1N1)と
B型インフルエンザと言われています。
豚インフルエンザ(新型インフルエンザ)はもうすでに新型とは
言えなくなっており、症状も季節性インフルエンザと同様となっていますので、
あまり心配される必要はありません。
つまり、毎年流行っているのは、
香港型である(H3N2)と新型と言われていた
豚インフルエンザである(H1N1)
これに加えて、B型インフルエンザということになります。