執筆者:牟田 元気(むた もとき)
様々なことを調べて経験することが好きで
ライター6年目になります。
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授乳中なので、インフルエンザの予防接種といえども
受けたことで赤ちゃんに何か影響はでないのか?
母乳は与えてはいけないのか?
そもそも授乳中に予防接種を受けてもいいのか?
など様々な疑問が出てきましたので、
徹底的に調べてみました。
結論から言うと問題ありません。
まず、インフルエンザ予防接種のワクチンは
不活性ワクチンと言って、ウイルスを不活性化し
毒性をなくしている状態なので、体の中で増殖することはありませんし、
毒性がないわけですから、移るということもありません。
人によっては咳や発熱などを伴う方も稀にいますが、
これは副反応で風邪とは別物。やはり移ったりはしません。
インフルエンザの予防接種の予診票には、妊娠中およびその可能性のある人の
チェック項目はありますが、授乳中というチェック項目はありませんし、
注意事項にも授乳中という記載はありません。
どうしても気になる方は、予防接種を受ける前に医師に確認すると良いかと思います。
毒性がありませんし、予防接種自体の量も0.5mlと
非常に少ないため、母乳に成分が極微量はでるようですが、
赤ちゃんに影響があるということはないようです。
微量なので母乳の味が変わってしまうということもありません。
ちなみに内服薬の場合は、24時間の母乳中に0.05~0.5%出てくるようなのですが、
ワクチンも同様に極微量出てくるようですが、
予防接種を10本も20本も一度に打っている訳ではないので、気にする必要はない程度です。
ちょっと気になるのが、赤ちゃんが卵アレルギーだった場合です。
ワクチンを作るときに卵を使用して作られるのですが、
母乳を介して卵の影響ってあるのでしょうか?
調べてみると、1回のインフルエンザ予防接種で
体内に入る卵成分は2~3ng(1ng=1/10億g)で、
母乳中に出る成分は、さらに1/1000以下と言われていますので、
赤ちゃんが卵アレルギーの場合であっても、まず心配ないと言われています。
参照:母乳栄養とインフルエンザワクチン
この関係からメチサノールを使用している予防接種の場合であっても、
極微量ですので、赤ちゃんに何か影響があるということは考えにくいです。
逆にママについたインフルエンザの免疫が母乳を介して
赤ちゃんにも免疫がつくのかというと、発症を抑えられるほどの期待はできないようです。
赤ちゃん自体のインフルエンザ予防接種は、生後6か月から可能となっていますが、
生後1か月や2か月など6か月未満の赤ちゃんにも、母親が予防接種をしたからといって
何か影響があるかというと、上記で書いた通り特に心配する必要はないかと思います。
インフルエンザ予防接種をしなかった場合に考えられるデメリットは、
母親がインフルエンザに感染した場合、母乳からインフルエンザが移るということはないのですが、
母親から飛沫などで赤ちゃんにインフルエンザが移るということは十分に考えられます。
薬を使用した場合、母乳を介して赤ちゃんに成分が移行する量は微量のため、
問題はないという意見が多いようですが、医師によっては母乳を一時中止するよう指示を出される場合もあります。
ですので、赤ちゃんに移さないためには、また母乳を継続していくためには
できるだけインフルエンザにかからないようにする必要があります。
なので、インフルエンザの予防接種はお勧めと言えます。
いろいろと調べましたが、インフルエンザ予防接種を受けても、
赤ちゃんに何か影響が出るということはありませんし、母乳を介して
成分が移行するというのも、極極微量のため心配する必要はありません。
逆に母乳を介して赤ちゃんに抵抗力(抗体)がつくということもないようですが、
赤ちゃんがインフルエンザにかかる可能性が高いのは、母親が家族がインフルエンザに
かかった場合に飛まつ感染により移ってしまうということなので、
授乳中であっても、インフルエンザ予防接種を受けて、未然にインフルエンザ対策を
しておくことをお勧めします。